車載カメラ In-vehicle camera
プラレール車両にワイヤレスカメラを搭載
1.小型ワイヤレスカメラを搭載したプラレール車両からの映像
電車の先頭車からの眺めをプラレールでも再現できたらおもしろいのではということで、プラレール車両にワイヤレスカメラを搭載しました。
詳細は後の項でご紹介しますが、車両に細工をして曲線区間でも、人の視線方向にカメラが向くようにしてあります。車載カメラからの映像でもなかなか迫力があると思います。
複線曲線内側からの映像(京急800形) | 複線曲線外側からの映像(京急新1000形) |
複線直線からの映像(デト11-12形) | トンネル内の映像 |
2.改造に使用した小型ワイヤレスカメラ・CP-18PW
この改造では「CP-18PW」という小型のワイヤレスカメラを使用しました。このカメラは、細かいことを気にしないのであれば、改造なしにプラレールに取り付けて、先頭車からの映像を楽しむことができます。
しかし、もともとの用途が違いますので、ある程度知識がある方であれば、価格もそんなに変わらない、トレインスコープ「TC-9」(鉄道模型用の小型ワイヤレスカメラ)の方がおすすめです。ただし、プラレールの場合はレールから集電しませんので、電源部分の改造が必要となります。(改造した場合、保証はなくなります。)
このほか自作では、エレキジャック誌にプラレール用の車載カメラの作り方が掲載されていたのですが、現在は使用するカメラ(部品)が入手できなくなってしまいましたので、これを利用することはできなくなってしまいました。
CP-18PW 受信機とカメラ・送信機 | CP-18PW 外箱 |
3.ワイヤレスカメラ搭載車(車載カメラ)
車載カメラと電池を乗せた状態のままで、見た目にはあまりよくありませんが、機能重視ということで製作しました。なぜカメラ専用車が必要だったかというと、カメラ部分に首振り機能をつけるためです。プラレールなどカーブがきつい場合は、その走行区間で外側ばかりを映すようになってしまい、実際に運転席から見るような映像にならないのです。
この改造では、首振り機能を確実に作動させるため、線路幅に合わせた車輪も製作しています。また、ワイヤレスカメラも一部手を入れています。これによって、カーブ区間で人の視線方向に近い映像が撮れるようになりました。このほか、高さも調整してありますので、トンネルや地下情景区間、交差なども大丈夫なようになっています。
なお、この車両には動力が付いていませんので、リモレールやミスターモーターマンを使用したリモートコントロール可能な車両で後ろから押してもらえるように連結器をつけています。(※この場合はリモレールの方がおすすめです。)テレビ画面を見ていると、リアリティのある運転ができて楽しいと思います。
車載カメラ改造車両 | 人の視線方向になるように首振り |
送信機部分 | 走行の様子(リモレール使用) |
4.TVで遊ぼう!僕はプラレール運転手(プラレール製品)
残念ながらすでに生産中止となっていますが、以前プラレールの製品として「TVで遊ぼう!僕はプラレール運転手」という、先頭部分にカメラを搭載して、リモートコントロールできる車両がありました。
前進だけではなく、後進もできる優れもので、新幹線のドクターイエローの連結器カバー部分にカメラを取り付けるというアイディアもなかなかのものでした。
ただ一つだけ、曲線部分では全くレールが見えなくなってしまい、対向列車もあまりよく映らないという難点がありました。これが、このカメラの改造をするきっかけになりました。
TVで遊ぼう!僕はプラレール運転手 | ドクターイエロー内部 |
補足説明
※TVで遊ぼう!僕はプラレール運転手は、すでに生産中止になっています。
※いずれの商品も、別に画像を映し出すためのテレビなどが必要となります。
ご注意
※製品を改造するなど使用方法を守らない場合は、メーカーや販売店の保証対象外となりますのでご注意下さい。