テールライト(赤色LED) Tail light
テールライト(尾灯)の赤色LEDの設置について
1.いろいろな形のLEDの使用例
改造プラレールの車種によって、いろいろな形のテールライトがあります。搭載する形状や場所に合わせて、一般的な3φ(3mm)LED(発光ダイオード)から、角形や2φLEDなどを使い分けて使用しています。使用例として、京成3700形(後期車)に角形LED、都営浅草線5300形に2φの小型LEDを、また、光拡散キャップをつけて光をより目に優しいものにした京急800形などです。
一般的な3φLED使用 京急1500形 | 3φLEDと光拡散キャップ使用 京急800形 |
角形LED使用 京成3700形 | 2φLED使用 都営浅草線5300形 |
2.赤色LEDの紹介
車両に搭載したLEDは写真のような半導体と呼ばれる電子部品です。(麦球などの電球類とは性質が違います。)このほかに、チップ形と呼ばれるLEDなどもあります。
LEDは形だけではなく、明るさも様々なものがあります。3φで250mcd〜1500mcdぐらいの明るさの高輝度LEDが安価で入手もしやすいと思います。
車両にに設置する場合は配線する必要があり、また各LEDごとに抵抗器(電流制限抵抗)をつける必要があります。電流制限抵抗については、「LEDの使用方法」のページをご参照ください。
テールライト用 各種 赤色LED | テールライト用LED・加工後 |
3.車両や台車の加工
車体側のライト部分に穴を開けてLEDを差し込みます。緩い場合は、LEDの側面にマスキングテープやセロハンテープを1〜2巻きしてから差し込むとしっかりと固定されると思います。
この部分に、一般的な3φ丸形のLEDの場合でしたら、LEDサポートという便利な部品があります。使用する場合は、ガイドの部分と輪の部品でLEDを固定するのですが、プラレールで使用の際は、ガイドのついた部品に差し込むだけでも十分だと思います。(部品より前に十分な穴が開いていれば、しっかり押すことではまります。)
そして、台車側には電池などを搭載します。さらに、電池をその都度入れたり抜いたりするのは大変なので、テールライトのON/OFFのためのスイッチを設置した写真を掲載しました。なお、電源部分からの配線と、LED部分の配線を接続している部品は、2Pの丸ピンICソケットを使用しています。
テールライトの搭載例 | LEDサポート |
コイン形電池CR2032と2φLEDの使用例 | テールライト用スイッチ |
ライトに関するメモ
※LED…Light Emitting Diode/発光ダイオード
※mcd…ミリカンデラ(光度の単位・cdの1/1000)
※スイッチは、走行に支障のない位置に設置します。大きさは小型のものがおすすめです。
ご注意
※ライトは主に電池を使用するため、電圧も電流も低く危険性は少ないですが、ショート(短絡)させてしまった場合は、電池といえども大変危険です。配線等には十分注意をしてください。
※LEDに許容を超えた電圧(または+、−を反対に電圧)を加えたり、電流を流すと、発熱、発煙し破損することがあります。また、火傷などの危険もありますので、注意してください。(必要に応じて、抵抗器を利用する方法もあります。)
※LED、特に高輝度タイプのものはまぶしいので、光を見つめないようにしてください。