LED室内灯・照明(ライト)  Room lighting

プラレールの車両や情景を改造してLED室内灯・照明(ライト)を点灯させる

1.プラレール車両の室内灯・照明

 夜間のイメージでも楽しみたいということで、プラレール車両に室内灯が点灯するように改造してみました。室内照明が点灯すると幻想的な雰囲気になります。高輝度の白色LED(発光ダイオード)が安価で入手できるようになりましたので、蛍光灯の雰囲気を簡単に出すことができます。
 京急1500形4両編成に動力車も含めて1編成すべてに室内灯を点灯させてみました。動力車は車内に空きスペースがないので、搭載する電池などを工夫してスペースを確保しました。

LED室内灯を搭載した京急1500形・4両編成ED LED室内灯(照明)とヘッドライト(麦球)を点灯
LED室内灯を搭載した京急1500形・4両編成 LED室内灯(照明)とヘッドライト(麦球)を点灯
後尾車側から・テールライトも点灯 1編成全体の点灯の様子
後尾車側から・テールライトも点灯 1編成全体の照明点灯の様子

2.LED照明用の反射板

 少ないLEDで効率的に照明を明るくするために反射板を製作して、車両天井部に設置することにしました。反射板はプラパンとプラ棒から作り、アルミ箔を使用して光が反射するようにしています。
 先頭・中間・後尾の各車両用に3種類製作しました。また、白色LEDは1500mcd・3φ(mm)を2個使用するタイプと、FluxLED 3000mcd程度1個使用するタイプの2種類です。

自作のLED照明用反射板 反射板を改造車両に設置
自作のLED照明用反射板 反射板を改造車両に設置

3.LED用電源(リチウムコイン電池・昇圧回路)と台車の改造

 LED用の電源には、主にリチウムコイン電池CR2032を使用しました。また、先頭車のみスペースの関係で動力用の単4形乾電池1.5Vから、HT7750A(IC)使用の昇圧回路を利用して電源を確保することにしました。
 車両に合わせて、電池ホルダ・ボックスを設置するために台車を改造しました。最後部の車両については室内灯とテールライトで電池ホルダ2個を設置しています。このほか、電池が目立つ箇所は黒い塩ビ板で覆うことにしました。

先頭・動力車の電源部分改造 中間車のリチウムコイン電池の搭載
先頭・動力車の電源部分改造 中間車のリチウムコイン電池の搭載
後尾車のリチウムコイン電池の搭載 電池を目立たなくするための板
後尾車のリチウムコイン電池の搭載 電池を目立たなくするための板

4.プラレール情景の室内灯(照明)

 車両と同じような要領で、プラレール情景にも室内灯が点灯するようにしました。掲載の見本は、踏切脇の住宅で2階部分の部屋に照明が点灯しています。
 この照明は1W白色LED(初期の製品)をリチウムコイン電池CR2032で点灯させています。なお、参考までに、一緒に写真に写り込んでいる電灯は、最近の明るいタイプの1W白色LEDを、タイマーIC555(CMOSタイプ)を使った昇圧回路を利用して点灯させたものです。

プラレール情景の室内照明 踏切脇の住宅の照明
プラレール情景の室内照明 踏切脇の住宅の照明

ライトに関するメモ

※LED…Light Emitting Diode/発光ダイオード

※mcd…ミリカンデラ(光度の単位・cdの1/1000)

※通常、LEDには3V前後の電圧が必要です。

ご注意

※アルミ箔は電気をよく通します。そのためショート(短絡)の原因となることがありますので十分ご注意ください。

※ライトは主に電池を使用するため、電圧も電流も低く危険性は少ないですが、ショート(短絡)させてしまった場合は、電池といえども大変危険です。配線等には十分注意をしてください。

※LEDに許容を超えた電圧(または+、−を反対に電圧)を加えたり、電流を流すと、発熱、発煙し破損することがあります。また、火傷などの危険もありますので、注意してください。(必要に応じて、抵抗器を利用する方法もあります。)

※LED、特に高輝度タイプのものはまぶしいので、光を見つめないようにしてください。


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