ミスターモーターマン・運転じょうず(リモコン操作) Mr.MOTORMAN
プラレールをリモコン操作するミスターモーターマン・運転じょうず(エコ)
(初代)ミスターモーターマン“マスコン・ブレーキ タイプ”と、改良・入門版「ミスターモーターマン・運転じょうず(エコ)」“ワンハンドルマスコン タイプ”を紹介いたします。
電車の運転台形をしたコントローラーと、電池部分に装着するm2エンジンで、“プラレール”などの鉄道おもちゃ ほかを、リモコン操作できるようにした商品です。株式会社ブレイブ(バンダイの関連会社)から発売されています。
単2形乾電池を使用するプラレール車両などに限られますが、改造なしに“プラレール”などをリモートコントロールすることができます。このほか、発車ベル・到着案内と警笛を鳴らすともできます。
なお、対象年齢も3歳以上ということで、設定が済んでしまえばお子さんでも遊べる玩具で、電車でGO!プラレール版といった感じです。
1-1.ミスターモーターマン・運転じょうず(エコ)の概要
「ミスターモーターマン・運転じょうず(エコ)」のコントローラーはグリーンで、現在主流のワンハンドルマスコンの運転に似た操作になっています。
操作方法は、ブレーキ位置“0”から、マスコンを“1〜3”まで徐々にあげて(レバーは手前に引いて)加速させます。その反対の操作で減速し、“1”は惰性走行、そして“0”ブレーキで停止します。停止の際は、時間差があります。
後退は、マスコンを“0”(停止)の位置で、バックボタンを押します。ボタンを押している間だけ後退します。
ミスターモーターマンの構成 | 運転じょうず(エコ)の説明書 箱裏面 |
コトンローラーの特徴・ワンハンドルマスコン | マスコンとブレーキが一緒になった・ワンハンドルマスコン |
ミスターモーターマン運転じょうずで サウンド京急2100形プラレール(YouTube) |
プラレール ライト付 京急1000形 ミスターモーターマンで遊ぶ |
1-2.初代ミスターモーターマン(現在は、ミスターモーターマン エコ)の概要
「(初代)ミスターモーターマン」のコントローラーはブルーで、旧型電車の運転に似た操作になっています。操作方法は、ブレーキを解除して、マスコンを“P1〜P3”まで徐々にあげて(レバーは手前に引いて)加速させます。その後、“N”の位置に戻して惰行となります。
停車は、ブレーキハンドルを“B1”の位置にして減速、ブレーキの位置で停止します。なお、停止の際は時間差があります。
列車の後退は、ブレーキを解除した状態(ブレーキハンドルを“B0”)で、バックボタンを押します。ボタンを押している間だけ後退します。
ミスターモーターマンの構成 | 運転じょうず(エコ)の説明書 箱裏面 |
コトンローラーの特徴・マスコンとブレーキハンドル | マスコンとブレーキが別になっているタイプ |
ミスターモーターマンでプラレールを リモコン操作 改造京急(YouTube) |
コントローラーの操作例(YouTube) |
2.運転のための準備〔説明:共通〕
コントローラーには単4形乾電池3本を、また、制御回路と受信機を組み込んだカプセルの中の「m2エンジン」には単4形乾電池2個(エコ以前の「m2エンジン」は、単5形乾電池2個)を入れます。
電池ボックスは、どちらもプラスのねじで止まっていますので、電池の挿入・交換には小型のプラスドライバーが必要となります。このほか、コントローラーに(アンテナ線を中に通して)アンテナの棒をさします。
準備ができましたら、車両には単2形乾電池の代わりに、「(所定の電池を搭載した)m2エンジン」を入れます。なお、車両の車体(カバー)を閉める前に、コントローラーを使ってIDをセットする必要があります。
裏側の電池ボックス(単4形乾電池×3本) | アンテナの棒をセット |
m2エンジン(エコ)に電池を入れた様子 | 電池の代わりにm2エンジンを動力車に搭載 |
3.IDのセット 〔説明:共通〕
ミスターモーターマンは、同時に最大4台(初期製品の一部は16台)まで、プラレールなどの車両を運転することができます。
m2エンジンのID設定は、コントローラーの近くで「m2エンジン」のスイッチをON(スイッチ○の位置)にして、コントローラの「セレクト」と「セット」で設定します。なお、IDは、LEDのランプの色(赤・緑・橙・無灯の4種類)で判別しています。※セット方法は、「運転じょうず」の動画を参考にしていただけるとわかりやすいと思います。
設定が完了しましたら、車体カバー(下入れ式の場合は、電池カバー)を閉めます。
コントローラーのID確認ランプ | m2エンジンのID確認ランプ |
4.m2エンジンとm2エンジンエコのちがい〔説明:共通〕
(初代)ミスターモータマンや、発売当初の「運転じょうず」の「m2エンジン」は、ブルーとグリーンのちがいはあっても、どちらも単5形乾電池を2個使用するものでした。
電池の消耗がはやいことや、エネループなどの充電池が使用できなかったため、後に改良されて、単4形乾電池2個を使用する「m2エンジン エコ」が登場しました。
この際に、m2エンジンの色はグリーンに統一され、表記も「m2エンジン エコ」となりました。なお、使用する電池がちがうだけで、「m2エンジン」と「m2エンジン エコ」は互換性があります。
使用する電池がちがうだけで共通(時間は変わります) | 単4形の充電池を使えることからエコと名付けられている |
補足説明
※m2エンジン(エコ)は単2形乾電池の形をしているため、単3形乾電池を使用する新幹線などの一部の車両には使用できません。なお、下入れ式(三角ネジタイプ)でも、単2形乾電池タイプであれば使用できます。
※m2エンジンエコは単体でも販売されますが、エコタイプでないm2エンジンについては、メーカーで交換サービス(有償)を行っています。詳しくは、ブレイブ社のホームページでご確認ください。
※後退をバックボタンだけで済ませているのは、プラレールは連結器の特性から(脱線しやすくなるなど)推進運転には向かないためだと思われます。
最終更新日:2012.11.07